――三軍の朝はキッズ飯から始まる。今日の食事は中盤でガイコツにやられたみゅうたんだ。
「一番人気はバクダン茸を食べたパクポンで、次が直前でやられた埋め丸ですね」
「意外かも知れませんが、埋め丸は食べる機会も少ないから人気があるんです。
他のキッズと違い、役目を終えると床になっちゃうでしょう(笑)」
――食事を終えたら、今度は大きなダンボール箱を抱え、各自の作業場へ向かう。
「これですか? 鈴みがきです。これをみがいて小さくするのが今の自分の仕事です。
ひとつみがくごとに40Gもらえるんです」
「小さくしたものは先輩たちに渡して、さらに小さく。最後は親方が2*2まで縮めるんですよ」
――自分では決して装備することのないどら猫の鈴を必死でみがく。
つらくはないのか。本誌記者は疑問を率直にぶつけてみた。
「つらくないですよ(苦笑)。よく聞かれるんですけどね。
将軍には感謝してます。行き場のない自分をこうして使ってくれてるんですから」
「自分が小さくした鈴で、一軍の方々が戦ってるのを見ると、自然と目頭が熱くなりますね」
――そんな彼に、今後の目標を聞いてみた。
「そうですね、いつか熊を小さくしてみたいですね(笑)。純金ベアー。
ロケットエンジンとかはタモッチさんやワンさんくらいしか触れないんで…」
そこそこ面白かったねと上から目線で拍手を送る
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